自分で立つこと、歩くことを目指して ― 遊びを取り入れたリハビリで広がった移動の力 ―【発達・リハビリ編 × 理学療法士(PT)目線】

お子さまが

・床から自分で立ち上がることが難しい
・歩ける距離が短く、四つ這いで移動することが多い
・「歩く」ことにあまり興味を示さない

そんな姿を見て、「もう少し自分で歩けるようになったら…」と感じることはありませんか?

今回は、小学3年生のお子さまが、床から自分で立ち上がり、歩いて移動できるようになるまでの成長エピソードを、理学療法士(PT)の視点からご紹介します。

以前の課題 ― 起き上がりと歩行の難しさ ―

利用当初は、床から自力で立ち上がることが難しく、歩ける距離も限られている状態でした。

そのため、移動するときには歩行よりも四つ這いになることが多く、

「どうすれば自分の力で立ち上がり、歩いて移動する経験を増やせるか」

ということが、ひとつの課題となっていました。

行った支援・リハビリテーション

まずは、身体を動かすことへの興味や意欲を大切にしながら、無理なく取り組める運動から始めました。

・バランスボールを使った運動
・おもちゃを活用した立ち上がりや歩行練習
・興味のあるものに向かって歩く練習

単に「歩く練習」を繰り返すのではなく、「やってみたい」と思えるものを取り入れながら、自然に身体を動かす機会をつくることを意識しました。

工夫したポイント ― 「やってみたい」を引き出すリハビリ ―

特に大切にしたのは、そのお子さまが興味を持てるものや、取り組みやすいタイミングを見つけることです。

好きなおもちゃを使ってみたり、活動する時間帯を工夫したりしながら、できるだけ集中して取り組めるようにしました。

また、リハビリの時間を長く設定するのではなく、短い時間でも「楽しかった」「もっとやりたい」と思える経験を積み重ねることを大切にしました。

「歩かせる」のではなく、「歩いてみたい」と思える環境をつくること。

その積み重ねが、少しずつ歩くことへの興味につながっていきました。

変化・成長したこと ― 自分の力で立って、歩く ―

少しずつ練習を重ねる中で、

・床から自分の力で立ち上がる
・歩いて移動する

ことができるようになりました。

以前は四つ這いで移動することが多かった場面でも、歩いて移動する姿が見られるようになったことは、大きな変化です。

職員として感じた変化 ― 「歩きたい」という気持ちを大切に

リハビリを通して、身体の動きが変化したことだけでなく、「歩くことが好きになってきた」と感じる場面が増えました。

できる動作が増えることで、自分で行きたい場所へ行けるようになる。

そして、「自分で動けた」という経験が、さらに「やってみたい」という気持ちにつながっていく。

そのような動くことへの意欲の変化も、今回の大きな成長のひとつだと感じています。

保護者の声

「最近、以前より歩く時間が増えていて嬉しいです!」

ご家庭でも歩く姿が増えていることを教えていただき、がじゅまるでのリハビリが日々の生活の中での変化につながっていることを実感しました。

おわりに

「立ってみたい」「歩いてみたい」――

そんな小さな気持ちを大切にしながら、一人ひとりに合った方法で身体を動かす経験を積み重ねていくこと。

できることが増えるだけでなく、「自分で動けた!」という経験が、次の「やってみたい」につながっていくのだと思います。

がじゅまるでは、お子さまの身体の状態だけでなく、興味や気持ちにも目を向けながら、一人ひとりの「動きたい」を大切にしたリハビリを行っています。

次回の「子どもたちの成長の一コマ」も、ぜひ楽しみにお待ちください🌱


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