自分で身体を動かすことが難しい状態から、家庭の中で自然に取り組める「生活リハビリ」を通して、座る・動くが少しずつできるようになるまで ―【発達・リハビリ編 × 作業療法士目線】

お子さまが

  • 身体を動かすことが難しい
  • 発達に不安を感じている
  • 「この先、どこまでできるようになるのだろう」

そんな思いを抱えたことはありませんか?

今回は、6か月から3歳6か月までの成長の歩みを通して、

“自分で身体を動かすことが難しい状態から少しずつ動けるようになっていったお子さま”のエピソードをご紹介します。

以前の課題 ― 身体を動かすことへの難しさ ―

利用当初、このお子さまは身体の向きを変えることが難しく、自分で姿勢を変えることができない状態でした。

日常生活の中でも動きの経験が限られ、周囲へ手を伸ばしたり、自分から身体を動かしたりする機会が少ない様子が見られていました。

行った支援・療育アプローチ

支援は、生活に寄り添う形で進めていきました。

  • 訪問リハビリによる家庭環境での支援
  • 児童発達支援での通所リハビリ

発達段階に合わせながら、

  • 寝返り練習
  • 座位保持の練習
  • 上肢操作(リーチ動作)の促進
  • 立位訓練
  • 短下肢装具を使用した歩行訓練

を段階的に実施しました。

工夫したポイント

特に大切にしたのは、ご家族との連携です。

  • リハビリでできるようになったことをこまめに共有
  • 現場と家庭双方の様子を把握しながら支援を調整
  • 家族と過ごす時間そのものが「生活リハビリ」になる意識づくり

特別な訓練だけではなく、家庭の中でも自然に取り組める形を目指しました。

変化・成長したこと

継続した関わりの中で、大きな成長が見られました。

  • 寝返りができるようになる
  • 起き上がり動作の獲得
  • 座位保持が可能に
  • いざり移動(座ったまま、おしりや手を使って進む動き)による自発的な移動

自分で身体を動かすことが難しい状態から、自分の意思で身体を動かし、周囲へ関わろうとする姿が増えていきました。

動きが広がることで、表情や興味の幅も大きく変化していきました。

職員として感じた変化

子どもたちは本来、「動きたい」という純粋な気持ちを持っています。

私たちは、その思いを最大限に尊重しながら、リハビリを施設の中だけで終わらせず、家族との生活の中へ落とし込むことを大切にしています。

生活の中で繰り返される経験こそが、発達を支える大きな力になると感じています。

保護者の声

リハビリでできるようになったことをご家族へお伝えした際、

「こんなことができるんですね!」

と驚きながら喜んでくださった言葉が、とても印象に残っています。

おわりに

できなかった動きが、少しずつ「できる」に変わる。

その積み重ねが、お子さまの可能性を広げていきます。

病気や障がいへの理解を深めること。

関わり方や介助方法をお伝えすること。

そして、生活の質(QOL)を高めていくこと。

こうした支援を通して、お子さまとご家族の毎日が、少しでも豊かになるよう寄り添っています。

次回の「子どもたちの成長の一コマ」も、ぜひ楽しみにお待ちください🌱

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